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東芝、空調循環水の浄化装置開発 光触媒で薬剤不要
2007年04月05日
東芝は、ビル空調や地域冷暖房設備で使われる循環水に化学薬品を添加させなくても済む冷却塔浄化装置=写真=を開発した。電気分解や光触媒などで循環水の水質悪化を防ぐため、化学薬品は不要になる。
同社試算によると、10階建てオフィスビル(延べ床面積約9000平方メートル)に同装置を導入した場合、循環水用薬剤など年間140万~150万円の経費削減が図れるとしている。浄化装置の価格は300万~400万円と想定されており、3年程度で投資回収が可能。化学薬品を使わない環境性能と経費削減という経済性能を前面に打ち出し、今年度下期(10月~来年3月期)に国内市場に投入する計画だ。
同社にとってビル空調用周辺装置事業は新規参入となる。事業は、社内カンパニーの産業システム社が行う。
同装置は、循環水を冷却する冷却塔(クーリングタワー)で使用され、電気分解、光触媒、自動洗浄などの機構により水質悪化を防止する。
循環水の通り道に出るカルシウムやマグネシウムなどの無機物は電気分解機構で付着しにくくしするほか、レジオネラ属菌などの細菌類や有機物は紫外線ランプと酸化チタンを組み合わせた光触媒機構で殺菌、除去する。また、通常の循環水の流れとは逆方向に強く水を流す「逆洗方式」の自動洗浄機構を組み合わせた。
同装置は既存の化学薬品を使用する空調システムにも、そのまま組み込んで利用できる。
現在、東芝の複数の工場で実証試験を行っており、円滑な稼働とコスト低減の効果が確認できているという。
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