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北大、米科学学会に参加 寒冷地研究など成果発信

2008年02月11日

 

北大は十四-十八日、米ボストン市で開かれる世界最大の科学者団体「AAAS(アメリカ科学振興協会)」の年次大会に、理化学研究所(埼玉県和光市)とともに参加・出展する。北大によると「国内の大学・研究機関の参加は初めて」と言い、「環境」が主要テーマとなる北海道洞爺湖サミットを前に、北大が持つ寒冷地研究などの実績を世界に発信する。

 AAASは一千万人の個人会員と二百六十二の加盟団体を擁する「世界最大の科学コミュニティー」で、権威ある科学誌「サイエンス」の発行元。北大から年次大会に出展するのは、大学院環境科学院、触媒化学研究センター、科学技術コミュニケーター養成ユニット(CoSTEP)の三研究・教育機関。

 環境科学院は、世界十二カ国で組織された雪氷圏科学教育の国際プログラム「国際南極大学」と連携し、オホーツク海やスイスでの流氷・氷河観測、研究者の育成などを行っている。

 触媒研は、光触媒と呼ばれる技術を利用し、代替エネルギーとして注目されている水素の生成、水や空気の浄化など、自然と調和する物質やエネルギー開発に取り組んでいる。またCoSTEPは、市民、研究者の交流や対話を促すための人材育成などを行っている。

 北大はこうした世界レベルにある取り組みを、AAASの専用ブースにパネルやビデオを用意し、各国の研究者にアピール。知名度を高めるとともに、研究者らとの情報交換を図る。CoSTEPの難波美帆特任准教授は「大会は学問分野の垣根を越えて科学者、市民が対話する場。北大ならではの話題を提供したい」という。

 サミットに関連して北大は、六月に札幌で主要八カ国と中国、インドなど四十大学の学長が一堂に会するイベント「G8大学サミット」のホストを担当。また、昨年から「サステナビリティ(持続可能性)・マラソン」として、国際会議などを連続開催している。佐伯浩学長は「北大には環境に関する地球規模のデータがあり、多くの研究者がいる。北大のサステナビリティへの取り組みを世界の科学者、市民に知ってもらい、サミットを迎えたい」と話している。

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